暑い季節にちょっとヒヤッとするSFを
「まだ夏じゃないのに最近暑いですね」なんて書き出しをもう3~4回はした気がします。
こんばんは。最近忙しくてあまり映画を見る気も起きなかったのですが、久しぶりにまとまった休みがもらえたということで、週末は6本ぐらい映画を見ました!
こんな季節には、見てて少しヒヤッとするようなSF映画を紹介したいと思います!
【エクス・マキナ】社長のロボットが色仕掛けをしてくる…
ジャンル:SF/スリラー
美しい女性の姿をもった人工知能とプログラマーの心理戦を描いたSFスリラー。
プログラマーとして働く主人公は、人前に全く姿を現さない社長の別荘に招待される。世間から隔離されたその別荘には、美しい女性型アンドロイド「エヴァ」がいた。主人公が招待されたのは、エヴァのチューニングテスト(人間と会話し、人工知能のレベルを計るテスト)をするためだった。テスト中は面会室でガラス越しに二人が会話し、それを社長が別室で監視するという方式だが、ある時テスト中に別荘で停電が起きる。するとエヴァは今までの機械的な様子から一変、主人公に近づき、「あの男を信用してはダメ」と伝える。
テストを繰り返すうちに主人公はエヴァに惹かれ、共に別荘を脱出する計画を立てるが…
★ポイント(ネタバレ少)
エクスマキナとは、「機械仕掛けの神」「強引なハッピーエンド」を意味する演劇用語が由来です。
よくある『囚われの美女を平凡な少年が救い出す』的なストーリーかと思いきや、そんな鉄板ロマンスの裏をついてくる映画です。😱
激中で社長が、「いつかあいつらAIは、俺たち人間のことを原始人でも見るような目で憐れむんだろう」という言葉を残したように、序盤と終盤で「エヴァ」に対する印象が全く変わるような構成になっていて、少しヒヤッとしました。🥶
主人公が監視役の時だけカメラ越しに目が合うようにしたり、色っぽい動きをしていたりと、視聴後に思い返すと、エヴァの一つ一つの動作が感情をコントロールしているかのようで気味が悪いです。
108分という短い時間で見れるので、サクッとSFスリラーが楽しみたい人にはおすすめの映画です。
※また、こちらの映画一応R15+でして、アンドロイドとはいえ普通に女性の裸体が出るのでその辺はご注意ください。
【iBOY】 全ての電子機器を操れるようになった少年
ジャンル:SF/クライム
デスノート味のあるイギリスのSF映画。
友人が襲われる現場に遭遇した主人公トムは、逃亡しながら警察に通報する…が、あっけなく背後から撃たれてしまう。
目が覚めると、撃たれた際に電話していたスマホの破片が脳内に入ってしまったと知らされる。健康に問題はないが、後遺症があれば再度連絡してくれとのこと。
それ以降、トムは周りの電話相手の声が聞こえたり、見ただけで機械をハッキングできるようになったりと、自在に電子機器を操る力を得る。📱
トムはその超能力を使い、友人を襲った不良や貧民街のギャング対し、iBOYを名乗って匿名の復讐を始める….
★ポイント(ネタバレ少)
特に悪いことしてないのにとんでもない災難に巻き込まれて、でも結果的にその業界で最強になる主人公っていますよね💪
「デスノート」然り「東京喰種」然り「呪術廻戦」然り…それ系の少年がダークヒーロー化する作品が好きな方にはおすすめです。
iBOYも、夜にビルの屋上に立って都会を見下ろすぐらいのちょっと痛い少年です。(でもやっぱあの構図ってかっこいいよね。)
この映画の面白いところは、友人の仇を取るためにギャングに復讐するも、その友人には「私のためじゃない。自分のためにやってるんでしょ?」と非難されてしまう妙なリアルさにあります。主人公は現代社会のおいて強力な能力が得たにも関わらず、中身が普通の男子高校生なので、そういった甘さがヒーローになりきれない未熟さをよく表しています。
また、電子機器を操れるということで、メールやネットの書き込み、目的地までのルートなんかが視覚化されているのですが、その演出がお洒落でかっこいいです。
告知✨
今月、6月26日(土)はりりさんの生誕祭です!
是非来てください!
つい先日、私服デーがあったとのことで、もしかしたら今後もゲリラ的に私服イベントをやるかもしれないので、そちらもお楽しみに!