以下の問題に答えなさい。(全6問、50点満点)
問1
文中にカタカナで示された「a.カンゲキ」、「c.カンソ」をそれぞれ漢字に直しなさい。(各4点)
問2
文中に示された「b.モード」という言葉について、文中で用いられている意味として最も近いものを以下の選択肢から選びなさい。(5点)
ア.標準
イ.流行
ウ.方法
エ.構成
問3
線①「人間の果てしない営為が〜すっかり忘れさせてしまった。」
とありますが、筆者がこれと同じような内容を一言で表している部分を文章中から10文字以内で抜き出して答えなさい。(8点)
問4
線②「不健全な態度」とありますが、筆者がそういった態度を不健全だと感じている理由について、最も考えられる選択肢を以下の記号から選びなさい。(8点)
ア.人は本来自然とともに生きるものであり、それと完全に決別することは不道理で、無理のあることだといえるから。
イ.人は本来自然の中で生きるものであり、文明は人間が生きるうえで不要なものだから。
ウ.人間にとっての自然とは未知の恐ろしいもので、それに立ち向かわないことは勇気がないといえるから。
エ.文明は人間を毒するもので、自然こそが文明から逃れるシェルターとなるから。
問5
線③「私はそれでいいと思った。」とありますが、筆者がこのように感じたのはなぜか。「文明」「自然」という言葉を用いて、70字以内で記述しなさい。(12点満点)
問6
この文章を通して筆者が言いたかったこととして当てはまるものを、以下の選択肢から選びなさい。(9点)
ア.人間は文明の発展とともに自然と距離を置いてしまったが、本来人間は自然の中で生きる動物であり、そのためには、人の死を通じて自分が動物的な存在であると気づかなくてはならない。
イ.文明は人間を自然から切り離し、あまつさえ商品化して陳腐なものにしてしまったが、地震や台風など、自然は本来文明を凌駕するものであるため、人間は謙虚な存在としてあらなければならない。
ウ.裸足で歩くことは自然との接続を実感する行為で、近代文明の中で生きる人間が自分本来の喜びを見出す唯一の手段である。自然との適切な距離感をはかり、そういった体験をすることこそ、現代の我々に必要なことだ。
エ.人は本来自然そのものとしてある存在であり、文明の発展によってそれからは切り離されたように思えても、全身を使って自然を知覚することによって、自分が本来感じるべき喜びを思い出すことができる。
お疲れ様でした、これにて問題は終了です。裏面はありません。回答が終わったら答案用紙を裏返しにして、他の受験者の迷惑にならないようそのままご帰宅ください。なお、答案用紙はNewtypeまでご持参ください。うゆが採点します。