超絶可愛い女装メイドの居るお店
男の娘カフェ&バー NEWTYPE
営 業 日:月曜~日曜・祝日
営業時間:18時~23時 (金土は~翌5時)

飽く秋にこぼす冬

めいです。

秋ですね、飽き、

冬ですか、寒いですね。

水を張りいくつかの色をぽとぽとと垂らしていくと色の波紋がぶつかった境界が合成されて知らない世界になっている。渋谷から六本木へ一時間かけてたらたら歩く、居酒屋の温度に守られていた内情が旧友たちの魂で解凍される。指先に溜まった冷気が青山公園の地面に文字を書いた。またこの季節が来たね。靴をすり減らしてはまた同じ靴を買う。原宿のいつものお店、変わらない店員さんが初めてのように出迎えてくれる。竹下通りは静かだね。ローソンの唐揚げに塩レモンがかかる時期。秋は短くて冬に侵食される。夏は暑くて冬は寒い。決まった温度を持たない秋は優しいね。どちらからともなく潰されていた波紋はやがて点となって消えていくのかな。忘れる前に手を合わせて、月に一度のお参りは、もうだんだんと足が遠ざかるようになっていた。あの子は元気かな。雲の高さが近くなって手に届くようなら連れて行かれたい。太陽に手を伸ばしたら焼けてしまうから、雷と水滴に囲まれたわたがしの家で永眠したい。隣の小学校の運動会、見る運動会なんて楽しいのかなって、老けたものだね。赤組白組どっちが勝ってもどうでもよくて、土埃の香りだけが懐かしい。生暖かい卵焼き、ずれたケチャップソース。あるじゃないか君にも決まり事。郵便屋さんみたいなさつまいも、掘り上げて残った根っこたちは虚しく枯れていくのだね。ドンキホーテに陳列される甘い彼らの出身はどちらか。水槽の中の魚たち。深い駅を上っていくうちに固めた髪は崩壊していて、イヤホンなどつける暇なく参拝。もうそろそろやめにしなきゃね、祈ることは。集まった点が何色たちだったのかはとっくに忘れてしまって、ただの黒になってしまう。それだけ重ねたんだから大丈夫か。忘るる秋飽くことなき注ぐ冬。来る春に遅れを取らぬように。